Sigrect

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「時雨は、A組か! そんで、蛍もA組かいな! なのに!・・・・・なのに・・・・・ なんで、俺だけC組なん!?」 横で、殺生な~っ!と、叫んでる高天ヶ原を無視し、俺はさっきのアイツ、この 辺にいたよな・・・・・とか思っていた。 あいつと、おんなじクラスは避けたい 「それにしても、自分可哀想やなぁー」 「そりゃあ、成績わけしてるんだから 仕方ないだろ」 「ちゃうちゃう、可哀想なんはお前や、時雨」 「へ?」 高天ヶ原が、掲示板の俺の名前を 指差した。かと思うと、指は上へと あがっていった。 「よりによって、相沢夏希の真後ろやもんなー」 「あいざわなつき?」 「自分、相沢夏希を知らんのか!?」 高天ヶ原は、俺の肩をガシッと掴み 揺さぶる。 「ありえへん!ありえへんわー!」 「おい、高天ヶ原・・・・!」 周りを見渡すと、今度は別の意味で 俺らの回りに空間ができていた。
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