*二杯目*

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そんなことないわ。 ぜったい………たぶん。 言われるとなんだか頬が熱いような気がして、両手で冷やそうとしてみる。 その時、飼い猫の「ありあ」がわたしの膝によってきた。 「ん?どうしたの、ありあ?」 ありあはみゃあと鳴きながら、顔をすりよせてくる。 「ありあだけは、分かってくれるよね?千香子さんは分かってくれないんだって。」
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