#1 神と猫

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神様は独りぼっちなのです。 ですが 其処へ一匹の猫が近寄って来ました。 先程混ざったばかりのあの猫です。 「・・・・お前も帰ってしまうのかい?」 すると猫はプルプルと頭を横に振り応えました。 「いいえ。ボクには帰るところなんてない。もしアナタが許してくれるなら此処にいては駄目かい?」 神様は真っ直ぐに見つめ話すその猫を抱き上げました応えました。 「勿論だよ。君はずっと私の傍にいてくれるのかい? 」 「うん。ボクは此処が…アナタの傍にいるよ」 こうして一匹の猫は 独りぼっちだった神様と共に過ごすことになったのでした。 image=473786159.jpg
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