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ただ、
さっきと状況は変わっていないから離れることなんて到底出来ない。
むしろ前よりもがっしり腰を捕らえられて、身動きが取れなくなってしまっている。
上総がしたい事が、何を思ってるのかが、
全く掴めない。
「か、上総っ!」
どうしようもできない私は、俯いて子供のようにイヤイヤと顔を小さく横に振って彼を拒んだ。
掴めなくて怖くなる。
上総は私に何を求めてるの?
……やっぱり弄ばれてるだけなのかな。
私はあなたの玩具?
そもそも女として見られてないのかもしれない。
あぁ…
ありえるから怖い。
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