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「どいて。」
冷たく言い放って、あくまでも自分のペースを守ろうと足掻いた。
彼のペースに飲まれたらダメ。彼に飲まれたらもう逃げられない。
ダメなのは分かっているのにそんな目で見つめられたら何も言えなくなる。
これじゃあ、もう殆ど彼のペースじゃない。
やめて。
勘違いしてしまうから。
そんな目で私を見ないで。
アイツと目を合わせているのが辛くなって目線を下に逸らす。
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