4886人が本棚に入れています
本棚に追加
/448ページ
駐車場に着くと、私は助手席に放り込まれた。
「痛っ!そんなに適当に扱わないでよ!」
「お前こうでもしないと逃げそうだから。」
全く悪びれた気配もなく上総は車のエンジンをかける。
もう逃げないって言ってるのに!
どうせ今逃げたところですぐに捕まるのは目に見えてる。
私だってそこまでバカじゃない。
負け戦に挑むつもりなんてないわよ。
反抗の意味も込めて上総を睨んでやった。
しばらく走って、赤信号で車が止まった。
最初のコメントを投稿しよう!