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「ちょっと、何!?」
「勝手に寝そうだったからちょっとした刺激に。 まぁ、これくらい刺激にも入らねーと思うけど」
アイツは口角だけ持ち上げて笑う。
手繋いだくらいで刺激なんて高校生じゃあるまいし。
あーそうですか!
つまり、嫌がらせってことでしょ!
なんだか相手にするのも面倒になったので、そのまま放っておくことにした。
私がいちいち反応するからアイツも調子に乗るのよ、きっと。
だから私に構ってくるなんて上総にとって他意はないのよ。
そうよ、絶対に。
「なぁ、明子」
突然名前を呼ばれてビクッと肩が跳ねる。
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