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規則的なバイブレーションの音と共に光る液晶に食らいつくのが最近の癖になった。
食らいついても全く関係ない連絡で地に落とされるのももう慣れっこになってしまった。
麻里亜と明子があった日から何かが噛み合わなくなったかのように、俺と明子の関係が今まで以上に最悪になったのは言うまでもない。
俺が夜勤がある日以外ほとんど向こうも夜勤を入れるようになったし、会っても必要最低限のことしか話さなくなった。
たとえメールを送ったとしても返信が返ってくる確率はほぼゼロに近い。
1回何も連絡なしに夜勤を入れられた日は、ほんとに心臓が止まるんじゃないかってくらい心配した。
結果的に何も無かったから良かったものの、何かあったらと考えただけで不安で吐きそうだった。
つまり。
俺は明子に好きと伝えることはおろか、もう明子とコミュニケーションを取ることは不可能になってしまったっていうことで。
少しは近づいていたと思っていたのに。
それはただの幻であって、現実ではない。
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