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どれだけ彼女に噛み付いても、貪り喰っても足りない。
満たされない。
これくらいじゃ、全然。
もっと。
もっとだと欲が呻く。
...今すぐベッド連れ込みたい。
なんていう欲塗れな自分。
こんなに本能を剥き出しにするなんていつぶりだろうか。
「ふっ...んんっ」
風呂場だからよく響いて耳をいつも以上に刺激する。
あぁ、なんて。
なんて甘い嬌声を上げるんだよ。
ぐっしょりと濡れた服が明子の肌に張り付いて、彼女のボディラインがはっきりと浮かび上がる。
濡らしたのは俺なのに、あまりにもその姿が官能的で目を逸らした。
「もういい...でしょ?服のまま濡らさなくたっていいじゃない」
びしょびしょになった明子はふやけた目を向けてるのに、いっちょまえに威嚇してくる。
そんな目で見たって逆効果だって、前に教えただろ。
煽ってるようにしか見えないし。
「んー、どうかな」
わざと明子の羞恥心を煽るために彼女の首筋に顔を近づけ匂いを嗅ぐ真似をした。
もう匂いなんてしないのに。
くすぐったいのか明子は首を竦めて俺から逃げようとするが、そんなのお構いなしで首筋の辺りを行ったり来たり顔を近づける。
ほんと白くて細い。
こんなに白いと自分のモノだっていう印を付けたくなる。
真っ赤な赤い華を散らしたくなる。
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