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首筋に舌を這わせて、濡れた部分を強く吸った。 アルコール綿を肌に滑らせて消毒をし、注射針を差し込むように。 「ひゃぁ!」 強く吸われるとは思ってなかったのか、聞いたことがないような声を上げた。 そんなの聞いたら1個だけじゃ抑えきれなくなるだろ。 濡れて肌に密着しているブラウスのボタンを一つ一つゆっくりと外していく。 こういう事覚えたての中学生でもないのに、外す手が少しだけ震えていた。 こんなこと初めてするわけでもないのに。 それでも、風呂場なんかでしたくないから全部は外さない。 透けていた下着が見えるところくらいまで開けて、鎖骨や胸の上に吸い付き跡を散らばせる。 その度に恥ずかしそうに小さく抵抗する明子が可愛くてどうしようもなかった。 「上総、ちょっと待って!」 「は?ここまで来といて止めろとか言うつもり?あまりにも残酷過ぎるだろ」 「違うっ!ちょっと話聞いて欲しいの!」 ここまでやったのにまだそんな理性とか残ってるわけ。 俺なんか必死に耐えてるのに。 お願いだから聞いて、と彼女が懇願するので一旦悪戯は止めて話を聞くことにした。 「...私、上総に言わないといけない事があるの」 伏せ目がちなその表情があまり良くない事を示唆してるようで不安に駆られる。 この後に及んでまた俺はフラれるんだろうか。 ...でも、さっき想い伝え合ったはずだし。 明子も抵抗はしながらも俺を受け入れてくれた。
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