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...結局上総の気が済むまで永遠に続いて自由になったのは昼過ぎだった。
信じらんない、ほんと。
腰が砕ける。
てか、もう腰から下が重くて重くて仕方ない。
だけど。
愛してるって言われて、上総には似合わない仔犬みたいな顔でもうちょっとってお願いされたら断るに断れない。
幸せな痛みだし、きっと彼なりに気を使ってはくれたんだと思う。
されに欲情してる自分もいた。
身体全身に愛を受けて、もっとって思ってしまう。
私の身体が彼を欲する。
好きって怖い。
すごく欲張りになってしまうから。
たった一晩でこんなに欲張りになってしまったら、この後どうなってしまうだろう。
想いが通じ合うまでは、片思いの時までで彼に溺れてるのは終わりだと思ってた。
だけどそれは違った。
想いが通じ合ってしまったら尚更彼に溺れてる。
きっともう上がって来れない。
でも、上総が一緒に溺れてくれるなら独りぼっちで沈むよりずっといい。
上総も私に溺れてくれてるの?
そうだと嬉しい。
溺れてくれていると信じたい。
自惚れだとしても構わないから。
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