少女

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灰色の道を歩く。視界には僕を挟んで、潰してしまうのでないかと錯覚してしまうほど、狭い区間で背の高いものが立っている。 人間たちは上に、下に何処までも使おうとする。僕たちは食べ物さえあれば、何処までもついてくさ。 「ねーこちゃん?こっちおいで」 ふとした時に、人間の女に名前を呼ばれる。正確には名前ではなく、印のようなものだが。
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