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女はその視線に気づいているようで、不機嫌そうな表情を作る。
その表情に全身の毛が逆立つ。
「あー、ごめん。ねこちゃん。別に君に怒ってる訳じゃないんだよ。ほんとに男ってさー。ヤることしか考えてないんだから」
そう言い、女は苦々しい笑みを無理矢理にも浮かべる。腕には寒いぼが立ち、屈んでいる膝も震えている気さえする。
「まぁ、私みたいな可愛い高校生がこんなラブホ街に座っていれば、嫌でもそうなるか。それにしても、男ってほんに不潔」
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