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「まぁいい。その方が好都合だからな。」
「好都合?」
何を言っているのかわからずアリシアは聞き返す。
「中身は見ずに、しまっておきなさい。絶対に見てはいけない。」
何故?
わからない。
頭が混乱した。
私にきた荷物なのに、見てはいけないとはどういうことなのか。
「今日の16時にはたつのでしょう?ルシャーも来ています。
お客様をずっと待たせてるわけにもいかないでしょう。
それほどまでに長い話になります。
だから今日はまだ……。」
それほどまでに大事な話をしなければならないほど
あの荷物は大切で、特別ということなのだろうか。
それは
私が普通じゃないことに関係しているのではないだろうか。
そんな考えがアリシアの脳を占領した。
しかし、確かにルシャーを待たせているし、ひたすら考えているわけにもいかない。
一旦ルシャーのところに戻り、言いつけを守り、そのまま16時に出発することにした。
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