第一話 レーレベル皇国の姫

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「アリシア、今日は母上に頼まれて、アリシアに荷物を届けにきだんだ。」 「あら、わざわざルシャーに? 家臣を使えば良いのに…。」 ルシャーは荷物を床に置いて、ソファーにかけた。 「僕も思ったから言ってみたんだけど、家臣に中を見られたくなかったらしくて。」 「変なの。」 「まぁ、僕もアリシアの所に行こうと思っていたから、丁度良かったよ。」 「ルシャーは何しに?」 アリシアがそう言うと、ルシャーは懐から手紙を出した。 「カイル教授から手紙が来たんだ。アリシアやペアナ、シシルを連れて、パーティーにおいでって。」 「あぁ、パーティーって、ラフィアの結婚式か。」 「だろうね。」 ラフィアは、教授の娘で、4日後に結婚するらしい。 ラフィアには沢山お世話になったから、是非お祝いをしたいところだ。 「いいよ、手紙じゃ時間かかるから、今日の16時に、国をたとう。」
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