日本一のチーム

2/6
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/10ページ
日曜日になり翔太は昼前に家を出て自転車に跨がり朝倉リトルが練習しているグラウンドへと向かっていた 翔太(朝倉リトルは兄貴が言うには相当強いチームだって言ってたけど、俺みたいなやつが入って通用すんのかな?……そもそも、なんで兄貴は俺をそこまでして朝倉リトルに入団させたいんだ?別のチームに入った方が真っ向勝負出来るのに…) 翔太は色々考えているうちに、あっという間に朝倉リトルが練習しているグラウンドへと到着した グラウンドでは大きな体をした選手達が大きな声をあげて練習をしている それを柵越しに見つめる翔太 翔太(うわぁ…キツそうな練習だなぁ……俺のやってる筋トレより絶対きついぜ) 翔太が練習を見ていると背後から ?『うちになんか用か?坊主』 誰かが翔太に話を掛け、翔太は振り返った そこにら白髪でお腹がぽっこりと出た50代くらいの全身ジャージを着たオッさんが立っていた 翔太『ただ、見学しに来て。たまたま、今着いて見てただけ、だけど?』 ?『ほぉ、見学にか!ん~で!どうだ?練習を見て?』 翔太『流石強豪だけにキツイ練習してんだな。もし、入ることになったら耐え来れるか自信があまりないよ』 ?『なーに、男は今が成長期だからな!直ぐに慣れてくるようになるさ!』 おっさんは偉そうに腕を組みグラウンドを見つめなが応えた 翔太(誰だ、このおっさん?) 翔太は不思議そうにおっさんを見つめる ?『グラウンドに入ってみるか?』 翔太『入るのは入るけど、その前に監督に挨拶しなきゃなんねぇだろ。どこに居んのかな…』 翔太はグラウンドを見渡す ?『大丈夫だ。もぉ挨拶は済んだ』 翔太『え?』 翔太はおっさんの顔を見る 『わしが、朝倉リトルの監督。大道勝征じゃ』
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!