ゆっくりと動く青春

極々普通の一般的平凡な高校生

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なんだかここ最近普通を好む高校生が増えてきた。

やれ平凡だの、やれ省エネだの、やれ普通だの、やれ小市民だの、お前らはラノベの主人公かなにかか。

こういった風潮が現れたのも全て深夜アニメが原因だろう。かっこいいよな、イケメンが一人かっこよくクールに振舞ってるとさ。

だがな、ここはリアルだ。

お前らみたいな顔でそんな事してもただの地味な学生にしか見えないから。

次から深夜アニメは番組の最後に『この物語はイケメンだから成り立っています』とテロップを出すべき。

そうしないとこの世が地味な奴ばかりになってしまうぞ。

極々普通の一般的平凡な高校生はアニメの中だけで十分だ。

いや、その前に極普通の一般的な高校生が物語の主人公なんかになれるわけがない、絶対何か他と違うものを持っている。

だから、次からラノベの主人公たちは自分の事を普通だの、一般的だの言う前にちゃんと『自称』とつけるべきだ。

俺は自称一般的な高校生、今日もいつもどおり平穏な学園生活を送るために、なんちゃらかんちゃら

ほら、なんかタダものじゃない雰囲気が出てきた。

これで、真似をする学生も減り、世の中は目立ちたがり屋ばかりの世界になるはずだ。

よかった。これで、俺は救われる。