新聞部の少女

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・・・・・・・ 「・・・うーん・・いいんですか椛・・それではいただきま・・・・・・・・・はっ!!?」 文は、目覚めてきょろきょろと辺りを見渡す。しかしそこには、何もなかった。 「あ、あれ!?霊夢さんは?あの変態たちは!?」 文は必至で叫ぶが、その声は空しく響くだけであった。 「とほほ・・結局、収穫はなしですか・・」 文はがっくりと肩を落とした。 しかし・・・ 「・・ふ・・ふ・・」 「ふふふふ・・・・」 肩を震わせ、不気味に笑っていたかと思うと、突然顔を上げ、こう宣言した。 「ですが私は諦めません!粘り強く取材し、いつか尻尾をつかんで見せます!!」 そう言って、拳を高く突き上げた。 …・それを、霊夢は木陰からこっそり見ていたのだった。 「・・アイツは、ある意味妖怪より面倒かも。」 霊夢は、青い顔でそう言った。受難の日々は、まだまだ続きそうである。
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