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暫くして2皿目の揚げたての唐揚げが
運ばれてきた
秋葉は嬉しそうに
唐揚げを摘まみ上げる
それを眺めながら
何となくポロっと
口をついて出てしまった・・・
「痴漢したいと思ったことある？」
秋葉の口に入りかけた唐揚げが
ポロっと落ちた
「え？それって犯罪でしょ」
コロッと転がる唐揚げを見つめながら
キョドるオレ
「いや・・だから・・
そうゆう風に思ったりは・・・」
転がり止まった唐揚げを見つめ
「だって犯罪だし」と言う秋葉
「うん・・そーだけど・・」
そして俯くオレ
「犯罪はダメでしょ!?」
箸をオレに向け振り回しながら言った
「実際するわけでは無いけど・・・」
振り回していた箸を“バチンッ”と置き
「そりゃそーでしょ！犯罪だもん!!」
犯罪って４回も言われちゃったし・・
別に悩んでいたわけじゃ無い
辞めたいとも思わない
何故それを
コイツに言ってしまったのか・・
酒の力って恐いな・・・
ただ何となくだけどコイツになら・・
そんな風に思った
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