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そんな事を考えながら
フラフラ歩いてると
「着いた!!」
ってデッケー声
ずんずん入って行く秋葉
おいおい
誰かに見られたらヤバいっしょ!!
オレは
キョロキョロ周りを気にしながら
入って行く
平日とあって割と部屋は空いていた
勿論電車の部屋も
横で「チィッ！」っと舌打ちする秋葉
実に残念そうな顔だ
「今度かおると一緒に来ーようっと」
そう
コイツには付き合って１年位経つ
彼女が居る
写真を見せてもらったが、超ー美人
なんでも飲み会で知り合い
めちゃめちゃ頑張って落としたらしい
“オレにはもったいねー”
といつも言っているが
別に勿体ないとはオレは思わない
コイツはオレより少し身長もあるし
手足が長くスタイルが良い
そして
オレとはまた違ったタイプのイケメン
キャラも重なって
社でも女子達に人気だ
本人はあまり気付いてないようだが
そんなイケメンは
とっとと電車の部屋のボタンを
“ポチ”っと押していた
「早く行くよ～!!」
なんて呼ばれて振り向けば
既にエレベーターの中で
手招きしている
急いで乗り込んだ
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