1・ちょっと変わった日常

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ビールを飲みながら観察してると 吊革に手を掛け目を閉じている ん?何してんだ?アイツ・・・ すると 「イイヨ・・・」 って何が?! 「何してんの?」 っと聞くと 「だから、イイヨ!!」 えっ?! えっ?! ナニ?! 「んもー!!オレがせっかく覚悟決めて 決心したのに!! 早く!!痴漢したいんでしょ!!」 “ブッーーーー!!” 飲んでいたビールが オレの口から勢いよく飛び出した 「今日は、男のオレで我慢して!?」 なんて真剣な顔して言っている どうやら冗談ではなさそうだ 「あっ、それとも 何かコスプレレンタルする? スーツじゃ男丸出しだしね」 イヤイヤ・・そうゆう事じゃなくて 「えっと・・ダイジョブです・・」 取り合えず遠慮してみた 「じゃ、このままね!」 とまた目を閉じて突っ立ている イヤ・・・だから・・・ 「もー、まだ?!?!早く!!!!」 「秋葉・・・ 別にしなくて大丈夫だから こっち来て一緒に飲もうぜ」 そう言うと 「ダメだよ!!」っと怒られた 「だって痴漢したいんでしょ? このままだと マツリューが犯罪者に なっちゃうかもしれないじゃん 取り合えず今日ここで その欲求を発散しとかないと!!」 「・・ホントに大丈夫だから」 “いつもやってるし すでにオレは犯罪者だ” ってのは心の中で呟いて・・・ それでも動こうとはしない秋葉 意外と頑固だ・・・ こうなったらやるまで動かないだろう 仕方がないので立ち上がり 秋葉のもとへ行く
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