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「ホーーーッ」と息を吐く秋葉
「もう大丈夫?!
また切羽詰まったら
いつでも言ってね!!」
って真っ赤な顔で言っている
「イヤ・・だから・・
オレ別に大丈夫だし」
「えっ?そうなの?!」
逆に
「えっ?!?!・・・・・」
「えっ?!?!・・・・・」
2人して見つめ合う
「そっか~
そっか~ならいいんだよ~」
力が抜けたのか座席に倒れ込む
「もうさ~
マツリューが犯罪者になっちゃう
瀬戸際かと思ってさ~
違うなら良かった~」
「はは・・」もう犯罪者だ
「でもさーでもさー」
「何?!」
「ちょっと気持ち良かったかも・・」
と恥ずかしそうに手で顔を覆う秋葉
「えっ?!」マジかよ
「もーマツリューのテクニシャン!」
イヤイヤ・・・
「マジで、マツリューになら
痴漢されても許しちゃう
って女の人いっぱい居そう」
「はは」実際居るし
「でも、犯罪だし
やっぱやっちゃいけないよね~」
「そうだな」
正論だ
秋葉の言うことは
もっともで当たり前の事だ
「痴漢されてみて分かった
声出すのも勇気が要ると思うし
コレまた、キモいオヤジとかなら
尚更イヤだよね~!!」
そう言われてもきっとオレは
痴漢をやめることが出来ないのだろう
いつからこんな変態になったんだ?!
そんな事を考えたって
今のオレが変われるわけでもない
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