3・出逢い (その2)

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運ばれてきたビールで乾杯 取り敢えず 今日一番気になっていた事を 切り出す 「秋葉くん・・彼女に連絡した?」 「っくっ・・・イヤ・・・」 飲んでいたビールを喉に詰まらせ ジョッキをコトっとテーブルに置き そう言う秋葉くん 「そっか・・」 なんだかホッとしているオレ そして続ける 「でも、大丈夫なの?連絡しなくて」 なんて、ホッとしたくせに こんな事聞くオレ・・ 矛盾してるよな・・ 「それ今日昼 マツリューにも言われた」 「あ・・ごめ・・・ あまり聞かれると嫌だよね?」 「イヤじゃないけど・・もぉね オレの中で正直終わってるんだ」 「えっ?そうなの?」 「立ち直り早いでしょ?!オレ!」 「あ・・うん・・」 「ケジメとして、かおるには連絡して 別れた方が良いと思うんだけど」 「うん・・そう思けど・・」 「だよねーでもさー ・・きっと・・ 今連絡しても・・かおる・・ 気持ち落ち着いてないと思うし お互いに冷静に考える時間ってのかな そーゆーの必要かなって・・」 「あーそうかもね・・」 箸を置き座り直すオレ
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