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世の中には必ずと断言出来る確率で、野望と陰謀そして殺意が渦巻く所謂裏社会と呼ばれる世界が存在する
それはゲームや小説の中でもそうそう変わらない
悪逆の限りを尽くす魔王を打ち倒す超が付く程の王道RPGにも、
見目麗しい美女美少女達と恋に落ちる恋愛ゲームでも、
裏社会があるのは間違いない、映さないだけで必ず存在する
稀に裏社会しか描かない作品や会社もあるがそれはそこまで多くはない
日常と非日常は紙一重とよく言うが、あながち間違いではないのかもしれない
何時もはなんの気にもとめずに素通りする薄暗い路地を覗き込めば、もうそこは裏社会なのかもしれない
はたまた覗き込んだ次の瞬間には、頭と体が生き別れになるかもしれない
表社会と裏社会の境界は、憶測だが恐らくそんなものなのだろう
人は大団円に憧れながらも、そう言った暗部のようなものを渇望する
それは人類進歩の歴史を辿ると同じだ
原始人は宿無しを恐れ、闇を恐れ、病を恐れた
そして進歩を進め、宿を得て、光を得て、薬を得た
だが進歩した人類は恐怖を受動的に受けなくなった事により、そのストレスを恋しくなった
だからお化け屋敷が生まれ、バイオハザードを題材にした作品が多々生まれた
暗部を求める衝動はそこから来ているのだ
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