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「レナさん、ミノおはよう」
名前を呼ばれて不機嫌になったのか、ミノは不服そうな顔をするが席に着く。それに合わせて、レナとハレスもテーブルを囲む。
「学園長ってどんな人なんですか?」
これから会いに行くであろう学園長の情報を、少しでも知っておきたかったのだ。
「うーん、うまく言えないけど色々謎が多いとしか言えないわね……ただ力はそうとうあると思うわね」
ミノは何にも反応せず、レナがフォローをするかのように答える。
レナの話を聞く限りハレスは興奮を隠せないでいた。これから始まる学園生活への期待が高まる。
「そうなんですか……今日初めて会うので少し緊張しますね」
「大丈夫よ。不思議な感じはするけど怖い人じゃないし」
食事を完食し、他にも色々な情報を聞き出したハレスは満足気な足取りで学園へ向かう。
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