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レナはいつも通りに登校し、ハレスは制服と教科書を取りに学園長に会いに行く。
知らない先生に案内してもらい目の前には学園長の部屋がある。ドア越しにも伝わってくる独特の雰囲気に呑み込まれそうになる。
暫く佇んでいたハレスはノックをする。
「失礼するぞ」
「いらっしゃい」
ドアを開けて中に入ると、気質溢れる容貌が椅子に腰掛けている。たじろがないようにハレスも負けじと冷静を装う。
「今日からこの学園に入学するハレスだ」
「君がハレスか……レナさんから君の話は聞いていたよ。私がこの学園長を務めてるザーンだ、よろしくハレス」
ハレスを見て何かに気が付いた表情を浮かべるのも束の間、すぐにさっきの気質溢れる顔に戻る。
「ああ、よろしく頼む」
「まあ時間もないし、自己紹介はこの辺にして本題に入る」
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