未定

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長い沈黙。 不意に秀志が口を開いた。 『俺の近所に住む1個下の女の子がさ、レイプされたんだ。 仲良かったから、俺その犯人ってか、やった奴捕まえてめっちゃ殴ったんだよね。 そしたらさ、高校退学になった。 俺、由莉菜より年上なんだ。 1つだけだけどさ。』 「……うん。」 『だから俺、そういう事聞くとほっとけなくなる。』 「いいから、ほっといて。 男となるべく関わりたくないの。」 『やだ。俺が守るっていったら?』 「守られなくても生きていける。」 『俺、由莉菜のこと結構好きだよ。』 「…ありがと。」
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