0人が本棚に入れています
本棚に追加
長い沈黙。
不意に秀志が口を開いた。
『俺の近所に住む1個下の女の子がさ、レイプされたんだ。
仲良かったから、俺その犯人ってか、やった奴捕まえてめっちゃ殴ったんだよね。
そしたらさ、高校退学になった。
俺、由莉菜より年上なんだ。
1つだけだけどさ。』
「……うん。」
『だから俺、そういう事聞くとほっとけなくなる。』
「いいから、ほっといて。
男となるべく関わりたくないの。」
『やだ。俺が守るっていったら?』
「守られなくても生きていける。」
『俺、由莉菜のこと結構好きだよ。』
「…ありがと。」
最初のコメントを投稿しよう!