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「…っあ"ー…」
おっさんみたいな声を出して、私は机に突っ伏した。
合コン…とか、一体何の為にあるんだろ。
…存在意義が見出せない。
大体、ほとんどノリというか…色仕掛けに負けて?オッケーしたけれど……
何をすれば、何を話せば、何を着ていけば…
私は何も、分からないのに、本当に行っていいのだろうか。
もういっそ…バッくれてやろうか。
あらぬことか、私はあまりの不安に、そんなことまで考え出していた。
ぼーっと、頬を机に張り付けて、教室を眺めていると、なんだか普段自分のいる教室が、ぼやけて見える。
…ていうか、いつも見えてる世界が、違く見えてきた…。
キラキラはしゃぐ女子に、じゃれたりして、ゲラゲラ笑っている男子。
その一つの光景が、映画みたいに見えてくる。
そのまま教室を見ていると、眠くなってきた。
…あ、そういえば昨日夜更かししたしなあ…。
ぼんやりとする意識のなか、目を薄める…。
ああ、ちょっと……
…寝よ…
ポコっ!!!!!
私の背中に、何かが当たった……。
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