妖怪桜

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彼女たちはそれからとても仲良くなった お互いを信頼し始め、一緒にお菓子を食べたり一日中おしゃべりしたり・・・ 紫は毎日が楽しかった 幽子も紫がいるときは憂鬱な気持ちにならなかった お互いがお互いを支え合い、二人は『友達』から【親友】になった あるとき、幽子は真面目な顔をして切り出した 紫 「西行妖?」 幽子は紫に相談した 彼女は自らの力・・・「人を殺してしまう力」を恐れ、忌み嫌い、それと同じ力を持つとされる妖怪桜・・・【西行妖(サイギョウアヤカシ)】をなんとかしたいと願っていた 幽子 「ええ、とても大きな妖怪桜。私はあの桜を封印したい」 それを聞いた紫は封印結界を覚えようと一生懸命だった いろいろ勉強した 結界のことを覚えようと必死になった そしてついに封印結界を覚え、嬉しそうに幽子のもとへ向かった 妖怪桜の根元に幽子は寝ていた それを見た紫は笑って 「幽子!私、封印結界をおぼえてきたよ!だから一緒にあの妖怪桜を・・・」 紫は回り込んで幽子を見た そして言葉は途切れた・・・
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