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7月15日 PM12:15、一学期末テスト終了後の教室でホームルームが行われた。
黒音 華蓮(クオン カレン)は何時ものように下を向いて座っていた。
華蓮は別に根暗な訳ではない。
ただ単に担任になった白音の顔を見たくなく、また、関わりたくないという彼女の意思だ。
そんな彼女の思いも知らず、紅斗は口を開いた
「黒音。放課後、部活が終わり次第 着替えて 俺のところまで来るように。荷物も持ってこい。 」
これは、彼が担任になって以来、初めての呼び出しだった。
その事もあってかクラス中は一斉に騒ぎだした、
悲鳴を上げる者、
華蓮を囃し立てる者、
言葉にせずに睨み付けてくる者、
「よかったね!!」と言ってくる者、
様々だった。
まぁ、そうなるのも無理は無かったのだ…
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