片付け面倒だなぁ。

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とりあえず、悠が開いている席を見つけ座る。 「ねぇ宏哉。響先輩にメールしていいかな?!入寮して食堂です、ってしていいかな?!」 悠は響先輩が大好きだからな。 うん。可愛い。← 「ん…いいよ、して。てか響先輩を呼べば?」 言った途端、悠はメールを送信したらしい。 俺の返事の前に、メール準備してたんだな。 送る気満々じゃねぇかよ。 メールを送信して、満足げな悠は椅子から立ち上がった。 「宏哉、なんか食べよ!」 「あぁ」 俺も立ち上がり、悠の後ろをついていく。 食券を買うため近づくと、カラフル頭の不良が群がっていた。 「暁さん、何食べますか?」 「んー…ハンバーグ食いてぇ。」 「はい!暁さん!」 暁? 誰だそれ? 暁とかゆうやつの周りにいた不良の一人が俺達に気づいた。 「お前ら誰だ?暁さんの近くに来んじゃねぇよ!」 「いや、食券買いに来たんですけど……」 不良が言っていることに悠が反応して答えた。 俺は後ろで待つ。 全部、悠に任せたからな。 頑張れ悠。← 「ここは今、暁さんが使ってんだよ。後から来いよ!」 「食券買ったんだから、退けてくださいよ。」 おぉ強いぞ。さすが悠だな! 「なんだと?!」 不良は怒ったのか、悠に近づき殴ろうとする。 「やめろ、崎村。……お前ら、一年か?」 暁とかゆうやつがしたっぱ不良を退かし、俺達(主に悠)の前に立ち聞いてきた。 「あ、はい。一年です。」 悠が言うと、そっかそっかと頷きながら喋りだした。 「じゃあ親切な暁様がお前らに教えてやろう!ニヤ この高校はなぁ県内1の不良校。故に、この高校は強さで上下関係が決まる。 年に一回あるんだよ。強さを決める大会がね。 この暁様は全校生徒中、15位。それなりに偉いんだよ?」 長い……… てか、こんなのが15位ならそれ以下はヘボいな。 途中、話を聞いていないが何となくわかったぞ。 隣で悠はニコニコしながら、暁を見ている。 「暁さん、それっていつあるんですか?」 おぉ、聞くか…。 やる気だな。 「ん?君も出るのかい?やめときな、100位に入るかもわかんないからね。大会は入学式から一ヶ月後だよ。」 なんだこいつ。 俺達が弱いと思ってんのかよ。 殴るぞ?……いや、面倒だ。 .
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