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この蕎麦、美味しいな。
本物の蕎麦みたいだ。←
「てかさぁ、二人共。綺麗な男とかっこいい男が歩いてた、って噂になってたよ?」
チャラい方が悠に向かって言うと、明るい方も共感(?)して喋っている。
「そうそう!見たくて食堂来たんだけど、すぐにわかったよ!!」
「へー…」
悠はもう響先輩探しに忙しく、曖昧に答える。
「ん?誰か探してるの~?」
チャラい方がそういったと同時に、食堂の扉が開き響先輩らしき人が来た。
うおおおおおおおお!!!!
ひぃぃびぃぃぃきぃぃぃぃ!!
うあああああああああああ!!!!
響先輩が入った途端、不良共が歓声? 雄叫び?……とりあえず、うるさくなった。
悠が響先輩に一生懸命、手を振りアピールする。
響先輩は気づいたらしく、こっちに向かって来る。
不良共は響先輩を見つめる。
俺達のテーブルに着くと響先輩は開いている席、悠の隣に座った。
「よぉ宏哉!久しぶりだな!
悠はメールくれるのに宏哉はしてこないから、死んじまったと思ってたぜ?」
笑いながら言う響先輩は、前に会った時より大人っぽく見える。
「メール、面倒なんでしてないだけ。死んでないんで安心してください。」
それより、周りの視線がうざい。いつまで見てんだよ。
いらついてるせいで、ギロッと一部の不良を睨むと不良共はすぐに視線をそらした。
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