第1話:「治安制度のクーデター」

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すれ違う全ての人々と言葉を交わし、 「おはよう」の一言も臆することなく、 分け隔てなく平等に言い合えたら、 どんなに争いのない国になることだろう。 そんな空想の世界を望んだところで、 自分ではそれをやらない。 卑怯者だ。 自分はやらないくせに、 理想や思想、空想を饒舌に語る。
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