もう作者の原作知識が欠乏してきた件

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(ったく、めんどくせぇ…どうせたどり着く結論は見えてるし、適当に聞き流すか) 能面のように表情1つ崩さないグレイフィアも同じように読んでいるだろう。 それを知らずに流されるボンボンの姿はアホらしい茶番の極みだと一笑に付し、尻ポケットからタバコを取り出す 「それでも、ライザー…私は貴方とは結婚したくない」 あれ…ライターどこやった…? 「そう言うなよリアス。 今、俺はフェニックス家の看板を背負ってるんだ…フェニックス家の顔に泥を塗るような真似は出来ない、嫌でもイエスと言って貰う」 ちっ…そういえば、屋上で吸ってるのを蒼那嬢に見つかってライター没収されたんだった 「絶対に嫌、私は貴方とは結婚しない」 他に火は…部室には無いんだよなぁ… 旧校舎は木造だし、少しでも火が点けばたちまち燃えるから 「リアス、俺にもメンツってモノがあるんだ……力尽くでも一緒に来て貰うぞ…!!」 ボンボンがそう凄んだ瞬間、空間が陽炎で歪み、ボンボンの身体から炎が燃え上がる…!! その熱気に思わず朱乃嬢達が間に入り、リアス嬢を庇うように立つ 「悪いが、お前の眷属達を焼き払ってでも一緒に来て貰う」 ボンボンが殺気を込めた言葉を放つと同時に炎がうねり、巨大な渦となって襲い掛かろうとする…!! そんな中… 「おっ、悪いな」 『なっ!?』 ゆっくりとボンボンに歩み寄り、くわえた顔ごとタバコを近付けて火を点けて見せた
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