世界はファミチキのように優しくはないっ!!

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「う…うぉぉぉぉぉん…!!」 やれやれ、こっちにもバカは一人いるんだったな… 隣で滝のような涙を流して号泣する一誠の姿にガックリと肩を落とす 「なあ、リアス…君の下僕君号泣してるんだが…」 「ごめんなさいライザー、この子は上級悪魔になってハーレムを築くのが夢なのよ」 「へえ…」 (あ、嫌な予感…) にやりとイヤらしい笑みを浮かべたライザーに、脳内センサーが警報を鳴らす 「ミラ」 おもむろにライザーが一人の女性の名を呼んで引き寄せると、深く唇を重ねる 唇同士ではない、舌を入れて絡め合う濃厚な口付けだ ミラと呼ばれた女性は瞳を閉じ、ただ身体をライザーに委ねている 「…な……な……!?」 「ぷはっ…羨ましいか、新米悪魔君? 俺くらいになるとこんな事も出来るんだぜ」 「見るに堪えない恥態を衆目の前で晒せるのか いやはや、お前の面の皮の厚さには恐れ入るよ」 馬鹿馬鹿しいくらい醜悪な恥態にやれやれと首を振りながら口を挟む バカが余計醜態を晒す前に止めてやるのも年長者の努めだしな
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