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「なんだと…?」
「はっ、人前でわざわざ見せびらかすようにキスするとか悪趣味だし本当に頭大丈夫?
それとも悪魔さんは身分が高くなるとそれに反比例してモラルが下がるのかい?」
『ぶっ…!!』
大袈裟にやれやれと肩を竦めながら放った痛烈な皮肉にリアス陣営が揃って噴き出す
「ああ、そうか…悪いな、鳥頭だから教わった事は3歩で忘れちゃう可哀想な家系に産まれて来ちゃったんだっけ。
そんじゃ、帰ったらママンからもう一回世の中のマナーってもんを教わりな」
「貴様ぁ!!」
「おお恐い恐い、そんなに怒っちゃダメだぜお坊っちゃま」
怒髪天を衝かんばかりに顔を真っ赤にするライザーを軽くあしらいながらその眷属にジロリと睨む
「別に俺はハーレムってモノ自体を否定はしない、しかしそれは一人一人の女ときちんと心が通い合っていなければ成り立つ事は無い
果たしてコイツ等はお前を一人の男として見て好いてくれているか?
そしてお前はコイツ等一人一人と向き合ったか?」
そこで短く息を吐き、冷めた表情でスパッと言い放つ
「それすら出来ていないから女をアクセサリーみたいに扱えるし見せびらかせる…こんなのが次代の貴族様か、腐ってるな」
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