世界はファミチキのように優しくはないっ!!

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闇色の陣羽織…鍋島直茂の能力『生殺与奪』で全員の身体の自由を奪うと、右手で顔を覆いながらゆっくりとニタリと笑って見せる 「……………………!!」 「ピーチクパーチクうるせぇ…これ以上喚いてみろ、地獄100周の旅に叩き落としてやる」 並みの神様でも失神するレベルの殺気を叩き込み、腰から鉄扇を引き抜くとライザーの首筋をポンポンと叩いてやる 「本当なら今ここで全員始末してやりたい所なんだが…リアス嬢にも立場って物がある、俺の堪忍袋の尾が本当に切れない内にとっとと帰りな」 殺気に反応して俺の背後に回り込んでいたグレイフィアを片手を挙げて制すとパチリと鉄扇を閉じ、不愉快そうに首を振る 「これでいいか、グレイフィア嬢」 「今回の一端はライザー様にございますので、手さえ出さないで頂ければ目を瞑りましょう」 「そいつは重畳、なら俺が手を出さない内にコイツ等持って帰ってくれ 用件は既に済んでるだろう…」 ―って言うかリアス嬢が反対する事も分かってただろう、お前… 最後の一言だけ言わずに飲み込むと、再び目頭を揉む…居心地は良いが胃がマッハとかやめてくれよ… 「畏まりました。 それでは我々はこれで失礼致します。リアス様、7日後のゲームにてお会い致しましょう」 「ええ…」 「では、失礼致します」 グレイフィアはそう言って軽く頭を下げると大型の魔方陣を展開し、ライザー陣営全員ごと転移していった
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