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(やれやれ…面倒ばかり持ち込むクライアントだこと…)
消えていく魔方陣の名残の光を見つめ、ゆっくりと心で呟く
「ってワケで、今回は俺も参加するから」
「待ちなさい白夜、貴方悪魔じゃないでしょ…?
レーティングゲームには悪魔しか参加出来ないはず…」
「まあ、特例も存在するってこった」
負けた瞬間俺の身体もパーンだが
「正直こりゃ依頼外の仕事だが…ここは居心地がいい、特別サービスってヤツだ」
尻ポケットからもう1本タバコを取り出すと、ライターの代わりに火の法力を指先に集めて着火する
深く吸い込んだ紫煙を吐き出して一息吐くと、背後の壁にめり込んでる一誠に向き直り手を伸ばす
「悔しいか…悔しきゃ歯ぁ喰い縛って立て、お前にはその権利がある」
「う…うっす…!!」
「おし、んじゃお前は1週間俺の組んだ練習メニューをこなせ
ちょうど7日後、テメェにゃリベンジの好機があるんだからな」
1週間のメニューか…全てが不足してる一誠には中々キツいモノを組まないと厳しいな、それと同時進行で大至急肉体改造もやらにゃいかん…厳しいかもな
「ついでだ、お前等も少し鍛えてやる」
さて…こりゃしばらく忙しくなりそうだ
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