ここがいわゆる王道学園

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「ひ、一目惚れしました。僕と付き合って下さい。」 いきなり男に告られた。 「なに言ってんの?俺男だよ?」 目の前の見知らぬ男にかつらをとって言う。 「……え?」 男の目が点になったすきに俺はその場から立ち去る。 なんでかつらを付けてるかって?はげてねーよ。なんで男に告られてるかって?ホモじゃねーよ。 答えは簡単。俺が女装してるから。え?なんでかって、くどいな。好きだからに決まってんだろ。その他に理由なんてねーよ。 「ただいまー。母さん、今から受験勉強するから部屋に入ってこないでねー」 中端優(ナカハシユウ)15歳。 俺は只今大変勉強に忙しい時期なんだ。
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