無題

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ただ静かに君を想い続ければ何か手に入るのでしょうか? もうそれしかできないのです 二人過ごした時間はそれはもう何より多かったはずなのに 一体何が残ってるんだろうか… もう少し近くで君が何かに失敗するところを見ながら 「バカだなぁ」って笑ってやりたいのに もう少し近くで僕が何かにつまづくところ見ながら 「大丈夫?」って心配してほしいのに… 今はもう…少しずつ少しずつ薄れてく思い出たちを 精一杯の造り笑いで見送ってあげることしかできないのでしょうか 雨の日も風の日も雪の日も晴れの日も君を思い出してしまうのは 雨の日も風の日も雪の日も晴れの日もいつも君と過ごしていたせいなのでしょう 君が好きだってほめてくれるからヘタクソなギター 今でもこうして弾いていられるのです 君が喜んで聞いてくれるからどうしようもない歌 今でもこうして歌っていられるのです 「もしも別れたら…」とか君が傷つくようなこと よく平気でいえてたよなぁ もしも君がよかったら何も言わなくていい ただあの時みたいに笑って 僕は君との日々をいつまでもずっと決して忘れないように 精一杯の「感謝」と「未練」を歌にして一生残してやりたいんだよ 酔っ払いの夜も二日酔いの朝も 君を恋しく思ってしまうのは 酔っ払いの夜も二日酔いの朝も 君を心から愛していたからなのでしょう 君を心から愛しているからなのでしょう
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