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ご主人様ともう一度一緒に遊ぶ方法を探していたきみ子は、
ひな子の言葉で気付きました。
ご主人様はいつ冥土に旅立つやもしれないのです。
ご主人様から離れずに、
ずっと傍に居なければいけなかったはずなのです。
「お姉さん、
ウチは馬鹿です。
ご主人さまが痛いのを忘れて、
自分のことだけ考えていました。
教えてくれて、
ありがとうございました」
きみ子はお家に向かって、
小さな体で走り出しました。
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