自衛官が幻想入り

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しかし歩き出したまではいいが、見えるのは不気味な木、木、木・・・・地面には至るところに見たことないようなキノコが生えている。 物を無くした焦りで次第に息が上がりだす。 探しはじめて十数分と言ったところか。 目眩、眠気、身体の痺れ等の症状が襲ってきた。 その場に倒れ込み、そんな状態なのになぜか笑ってしまう自分。 ○○「あははは・・・ぁ~・・・」 気力で身体を支えようとするも、どうにも動けない。 視界が歪んでいく。 そんな時だ。何かがこちらに向かってくるのが見えた。 白黒の巨大なキノコ・・・。 人の身長くらいはあるようなキノコが俺のもとへ駆け寄ってきた。 ?「お~い、こんな所で寝てたら邪魔だぜ?」 驚くことに、その巨大なキノコは俺の目の前まで来ると、突如として喋り始めた。しかも日本語で。 ○○「ぁー・・・キ・・ノコが・・」 ?「キノコ?悪いキノコでも食ったか?」 キノコは食べてない。 と言うより、言葉を発するのも困難になってきた。
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