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眠くて仕方がない。もう・・意識が・・・。
?「瘴気にでもやられたか?」
○○「・・・・・・・」
?「・・・やれやれだぜ」
・・・・・・・・・・。
・・・・・。
○○「・・・ぁ」
目が覚めて見えたのは木目が美しい天井、続いて襖、その奥には外の景色・・・。夜になっていた。
縁側沿いの風通しのいい和室に寝かされていたようだ。
○○「はぁ・・・」
上体を起こしてため息を一つ。
記憶が確かであれば先程まで森の中に居たはずなのだが。
・・・・いや、いやいや、寝てる場合じゃない!
早く物品を見つけ出して駐屯地に帰らなければ!
慌てて立ち上がり、縁側に出て周辺を見渡す。
山の上かどこかだろうか。静かで空気が清んでおり、月明かりで目立たないものの、それでも星が綺麗だ。
振り返って自分が寝ていた家屋を見てみると、まるで大きな神社のような感じ。
今立っているここも、まるで境内のようなそれだった。
駐屯地近くにこんな場所あっただろうか・・・。
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