魔法との邂逅

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俺とティアが剣を扱える理由。 それは、ティアの父親が昔は少し名のしれた剣の名手であったことに起因する。 俺らの住む国シヴァリエでは十五才から魔法学校に行くことが可能なのだが、魔法学校に通うのは俺らのような魔法を本格的に使える人があまりいないようなところから来る人ばかりではなく、貴族などの代々得意とする魔法があるような家系からくる人もいる。 そんな中で魔法が使えないにしても、剣術が使えることは役立つはずだということで俺とティアはティアの父親から数年に渡り、剣術を教わっていた。 戦争などの戦いが行われていない今、自ら戦闘の修練を積んでいる子どもはあまり多くはなく、 前もって剣術を学んでいたことは自分たちが思っている以上にこのことはプラスになって行くとことなる。
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