Action 4

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「ちょっと、行ってくる」 みんなにことわってから、席を立ち。 ユーリのテーブルに近づいて。 「さっき…ごめんね」 ドキドキしながら謝ると。 「何が?」 椅子に座ったまま。本から顔を上げ。 無関心な眼差しで、ユーリはこっちをながめてきた。 「ええと…」 僕は口ごもる。 イライラしたように、ユーリは手を振った。 「別に、何も気にしてないし。いいから行けよ」 だから、それ以上。 何も言えなくなっちゃって。 「…………」 仕方なく、彼に背中を向け。 少し泣きそうな気持ちになりながら。 みんなが待つテーブルへと引き返した。
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