デネブ

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side:玲菜 玲「告白された!?珠理に!?」 突然、拓也が言い放った言葉に私は動揺を隠せなかった。 拓「うん。」 玲「そ、それで?何て答えたの?」 拓「断ったよ。受験だってのに、付き合ったりしてうかれてる場合じゃねーだろ。」 なんて、何とも無いように平然と答える拓也。 一体どういう神経をしているんだろうか… 女の子が告白するなんて、相当な勇気がいるんだよ? にしても、珠理が拓也にか… まぁ、何となくは分かってたけど。 拓「それになー…」 玲「ん?それに?」 拓「…なんでもない。」 玲「なんなの?」 拓「なんでもないって!にしても、珠理がね~(笑)」 なんて言ってこっちから目をそらす拓也。 こりゃ、なんとしても話さないつもりだな… 玲「まさかデネブがこんなとこで現れるなんてなぁ…」 拓「デネブ?何言ってんの(笑)まだ昼間だぞ?」 玲「…バカ。鈍感。」 拓「はぁ!?」 玲「バーカっ!!!」 拓「んなっ…玲菜、てめぇ!好き勝手言いやがって…」 玲「もういいよ!うるさいなぁ。」 拓「っ!!!は、はい…」 玲「もう…」 思わぬ"デネブ"の登場に、私たちの運命は思わぬ方向に転がって行くとは私たちはまだ知らない。
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