第1章

9/23
前へ
/546ページ
次へ
「ん....ここはどこだ? 」 目が覚めると、全く知らない広い空間にいた。 「今回はお客さんが多いですね~。 」 「っ!? 」 後ろから聞こえた声に反射的に反応し、思いっきり前に跳んだ。 そして振り返るとそこには、青い髪を長く伸ばした綺麗な女の人が立っていた。 俺は恐怖した。 まさか背後を取られるなんておもってもいなかったからだ。 「あんた.....誰だ? 」 俺は少し警戒しながらきいた。 「フムフム.....力を解放せずにあの身体能力.....。 さっきの長身君よりも出来ますねぇ。 」 青い髪の女の人はぶつぶつと独り言を呟いていた。 「おいっ!! 」 俺は少し強めに言った。 「ひゃ、ひゃいっ!! 」 女の人は変な声をあげてこちらをみた。 恥ずかしいのか少し耳が赤かった。 「あ....すっ、すみません。 取り乱しちゃって。 私はこの世界フレジリアの世界神です。 今からあなたの力を解放しますので気を楽にしていて下さい。」 「楽にと言われても困るんだが...。 」 とりあえずその場に座った。 世界神は俺の頭に手をかざして言った。 「世界神の名のもとにおいて、 我、この者のうちに秘めし力を、 解き放つ!! 」 俺は、まばゆい光に包まれた。
/546ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2244人が本棚に入れています
本棚に追加