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「ん....ここはどこだ? 」
目が覚めると、全く知らない広い空間にいた。
「今回はお客さんが多いですね~。 」
「っ!? 」
後ろから聞こえた声に反射的に反応し、思いっきり前に跳んだ。 そして振り返るとそこには、青い髪を長く伸ばした綺麗な女の人が立っていた。
俺は恐怖した。 まさか背後を取られるなんておもってもいなかったからだ。
「あんた.....誰だ? 」
俺は少し警戒しながらきいた。
「フムフム.....力を解放せずにあの身体能力.....。 さっきの長身君よりも出来ますねぇ。 」
青い髪の女の人はぶつぶつと独り言を呟いていた。
「おいっ!! 」
俺は少し強めに言った。
「ひゃ、ひゃいっ!! 」
女の人は変な声をあげてこちらをみた。 恥ずかしいのか少し耳が赤かった。
「あ....すっ、すみません。 取り乱しちゃって。 私はこの世界フレジリアの世界神です。 今からあなたの力を解放しますので気を楽にしていて下さい。」
「楽にと言われても困るんだが...。 」
とりあえずその場に座った。
世界神は俺の頭に手をかざして言った。
「世界神の名のもとにおいて、
我、この者のうちに秘めし力を、
解き放つ!! 」
俺は、まばゆい光に包まれた。
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