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光が収まると、そこには
「なるほど、見た目は変わらんのだな。 」
見た目は特に変わっていない陽姫がいた。
「えぇ、そうですね。 でも、ちゃんと力は備わっているはずです。 」
「そうか。 では、向こうに戻してくれ。 」
とりあえず向こうで色々確認しなければならないからな。
「分かりました。 では、送ります。 」
そう言って、世界神は俺を元の世界へ返した。
───陽姫sideout────
───世界神side────
「はぁ、行っちゃったか。 」
久々のお客は彼女にとってはとても楽しみなことであった。
(にしても凄かったなぁ、陽姫君。 驚かせようと思ったのに逆に驚いちゃいました。 あれは異常ですよ。)
実は彼女、本当は陽姫に抱きつこうとしていたのだ。
しかし、人の身でそれを避けた陽姫は異常としか言いようがなかったのだ。
「やっぱり流石ですね、怠惰神のお孫さん。 」
彼女の呟きは辺りに溶け込んでいった。
───世界神sideout────
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