第1章

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光が収まると、そこには 「なるほど、見た目は変わらんのだな。 」 見た目は特に変わっていない陽姫がいた。 「えぇ、そうですね。 でも、ちゃんと力は備わっているはずです。 」 「そうか。 では、向こうに戻してくれ。 」 とりあえず向こうで色々確認しなければならないからな。 「分かりました。 では、送ります。 」 そう言って、世界神は俺を元の世界へ返した。 ───陽姫sideout──── ───世界神side──── 「はぁ、行っちゃったか。 」 久々のお客は彼女にとってはとても楽しみなことであった。 (にしても凄かったなぁ、陽姫君。 驚かせようと思ったのに逆に驚いちゃいました。 あれは異常ですよ。) 実は彼女、本当は陽姫に抱きつこうとしていたのだ。 しかし、人の身でそれを避けた陽姫は異常としか言いようがなかったのだ。 「やっぱり流石ですね、怠惰神のお孫さん。 」 彼女の呟きは辺りに溶け込んでいった。 ───世界神sideout────
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