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そうか。 しかし、今のままではギルドは作れないしな.....仕方が無いか。
「分かった。 今はギルド登録が先だ。 《不敗の剣》へ行こう。 」
───〈移動なう〉────
「さぁ、やってきました《不敗の剣》。 」
「誰に言ってんや? 」
「気にするな、翔喜よ。 」
....にしても中々でかいギルドだな。
ギルド《不敗の剣》と大きく書かれた看板をぶら下げたこの建物は、外から見ると壮大でどこか趣のある古風な感じがした。
中へ入ると、昼間にもかかわらず酒を飲み交わす者達で賑わっていた。
俺たちは、誰にも絡まれることなく、受付までたどり着いた。
「シェイルさんいますか~? 」
リリアが、そう叫ぶと奥の方から女性が現れた。 女性は翠色のショートヘアで整った顔立ちをしており、身体は全く無駄の無いことがよく分かる。
「あら~、リリちゃん久しぶりじゃないの~。 それに、変態ガイジュは居ないのね~。 」
出てきた女性───シェイルは、そう言った。
(しかし、すげぇな。 俺以外でガイジュを呼び捨てしているやつがいるなんてなぁ。 )
陽姫は全く関係の無いところで感心していた。
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