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話す気無しだな。.........仕方ない、あのうるさいのに聞くか。
俺は、うるさい黒ローブ.......略してうる黒に話を聞く事にした。
『お前っ!!よくもこのカリラ様を閉じ込めてくれたな!!許さないからな。』
「はいはい、分かったから。」
俺はうる黒にさっきの二人組にした拘束をして記憶を覗いた。
分かった事はあの二人組が人造人間だったということぐらいだ。他には特に収穫はなかった。
「もうお前に用は無い。俺らを足止めした罪、償ってもらうぞ。」
『まっ、待ってくれ!!頼む、命だけは助けてくれ!!』
「うるさい、決定事項だ。
地獄の氷は形を成し、敵を貫く槍となる。【コキュートス・ジャベリン】。」
すると氷の塊が槍の形になりうる黒へ向かう。拘束されて動けないうる黒はなす術がなく槍に貫かれぜ絶命した。
「よし。これで帰れるな。」
「主、このものたちはどうするのじゃ?」
リオンはあの二人組を指さし俺に言う。
すっかり忘れてたよ。
「まぁ、取り敢えず顔見させてもらうぞ。」
俺は二人組に近づきフードをとる。
バッ
「ほう、これは意外だったな。」
フードをとるとそこには目の色は違うが、同じ顔があった。片方は碧い目、もう片方は翠色の目だった。
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