第7章

14/19

2242人が本棚に入れています
本棚に追加
/546ページ
話す気無しだな。.........仕方ない、あのうるさいのに聞くか。 俺は、うるさい黒ローブ.......略してうる黒に話を聞く事にした。 『お前っ!!よくもこのカリラ様を閉じ込めてくれたな!!許さないからな。』 「はいはい、分かったから。」 俺はうる黒にさっきの二人組にした拘束をして記憶を覗いた。 分かった事はあの二人組が人造人間だったということぐらいだ。他には特に収穫はなかった。 「もうお前に用は無い。俺らを足止めした罪、償ってもらうぞ。」 『まっ、待ってくれ!!頼む、命だけは助けてくれ!!』 「うるさい、決定事項だ。 地獄の氷は形を成し、敵を貫く槍となる。【コキュートス・ジャベリン】。」 すると氷の塊が槍の形になりうる黒へ向かう。拘束されて動けないうる黒はなす術がなく槍に貫かれぜ絶命した。 「よし。これで帰れるな。」 「主、このものたちはどうするのじゃ?」 リオンはあの二人組を指さし俺に言う。 すっかり忘れてたよ。 「まぁ、取り敢えず顔見させてもらうぞ。」 俺は二人組に近づきフードをとる。 バッ 「ほう、これは意外だったな。」 フードをとるとそこには目の色は違うが、同じ顔があった。片方は碧い目、もう片方は翠色の目だった。
/546ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2242人が本棚に入れています
本棚に追加